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いろいろ: BMWとかホームレスとか

ローヌ=アルプで銃撃事件、英国籍とみられる3人と地元民1人が死亡

Four killed in French Alps shooting

 仏Haute-Savoie県Chevaline村近郊の森付近で5人が撃たれる事件が発生。うち4人がその場で死亡を確認され、1人がGrenobleの病院に搬送されたが重篤な状態。続報付きの日本語記事がすでにある。

仏アルプスの村で銃撃事件、車両内外から4人の遺体 少女2人保護 写真4枚 国際ニュース : AFPBB News

 3人は現地午後(ジャーナリストのLeila Lamnaouerさんによれば16時ごろ)、森の近くに停められた車の中で発見された。1人は通りすがりのサイクリストと見られる。車は英国で登録されたBMWで、持ち主と見られる男性は前の座席で発見され、後ろの座席には2人の女性が見つかった。車の周囲には大量のカートリッジが落ちていた。初期の報道では重症の少女も死亡したと伝えられた(記事の地図についてるキャプションでもFive people have been shot deadとなっている)が、検察官により後に否定された。

 地元は風光明美な地域として知られ、近くのAnnecyには英国系住民も多いが、被害者らが旅行者か住民かはまだ不明とある。日本語記事にある隠れていた少女については記載がない。

 本日1発目の記事がこれの続編で、日本語記事の方にあるものも含めいろいろ新事実がある。車の中に隠れていた少女は死亡した成人らの親族であること、彼らをfamily of British holidaymakersと明記していることなどが目に付く。

Girl (4) found alive after four shot dead in French Alps

 少女が見つかったのは深夜頃で、前後の座席の間でうずくまり、死んだ母親と祖母と思われる女性らの脚の下に隠れていたとある。パリから科学捜査の専門家が到着するまで車内の検分を待っていたため、8時間経ってドアを開けるまで気付かなかったとのこと。

 車内で死んでいた男性は父親であるともあるが、少女から得た証言によるものなのか外交筋からの情報なのか、あるいは単なる推測なのかは分からない。車の持ち主である英国人男性の身分証は近くのキャンプサイトで見つかったともある。ちなみに近くで死んでいたサイクリストは地元民で、妻から行方不明になったと届けられているようである。

 重症の少女(こちらは姉ということになっている)がwas struck very violentlyとあるので、あれ銃撃じゃなかったの? とか思ってしまうが、その辺はさらなる続報で明らかにされるかもしれない。地元住民の証言として死体が発見された頃に猛スピードで走り去る車を見たとあるが、この時点ではそれ以上のことは分からない。

ホームレスの1/8が14歳以下

Census finds 457 children homeless

 昨年春に国勢調査が行われた時点でアイルランドには3808人のホームレスがおり、そのうち457人が14歳以下、2/3が男性だった。CSOのsenior statisticianであるDeirdre Cullenさんによれば、ホームレスの特定は国勢調査の一部として行われた包括的なアプローチとしては初の試みであるという。

 ホームレスの定義は自己申告より、国勢調査の晩に何処にいたかにもとづいてなされる。すなわちemergency accommodation、transitional accommodation、long term accommodationおよびそれらの混合と形態不明のもの、そしてrough sleeper、つまり(大概は屋根のない場所で)野宿する者として分類される。

 子供の野宿者の数(64人)とCSO発表による男女合わせた野宿者数(58人+6人)が同じなのが気になる。何処の国でもよくあることとして、外国人労働者がそのままアイルランドにとどまってホームレスになっているという説を唱える人がいるが、一般人口よりは多い(12%対15%)もののさほど一般的とはいえない。ちなみに最多グループは英国人(139人)、アフリカ諸国は合わせて140人、それに対し出稼ぎに多い印象のあるポーランド人は75人しかいない。エスニックグループとしてアイリッシュ・トラベラーが括りだされてるのを見てお国柄だなぁというピントのずれた感想が出てきてしまうが、こちらも一般人口比(0.5%)と比べたら多く見える(4%)といった印象。ちなみにその他のジプシーについてはカテゴリーが存在しない。

(とちゅう)