SANEDOME jotdown

大体週休一日

いろいろ: タクシーとか(真)

The burglar who uses taxis to collect him from break-ins

 criminal wisdom入りしたのでようやく読んだ。過去に何処かの日付に書いたはずなのに見つからねえ…と思ったらタクシーが単数だった。5歳か6歳の頃に盗みを始めたという30代後半の人物に匿名を条件に話を聞いている。

 criminal wisdomの引用部にある通り、アイルランドでの空き巣がいかに簡単かというお話なのであんまり読んでためになることは(少なくともある程度アイルランドの地域事情を知った人間にとっては)書いてない。強いて目新しいものを書くなら、日本では在宅かどうかを確かめる際にピンポンダッシュか電話番号の入手が必要になるが、アイルランドの場合単に手助けのいるドライバーのふりをすればいい(所謂サバーブだからでもあるが)、ちょっと面倒なのがパティオの引き戸、最寄りの警察署が遠いか閉鎖されてる場所は盗み放題、犬への言及はない(まあ留守だし)、Moorcroftの器が高く売れる、盗品を現金化する際にはBallymunあたりへ行ってクレジットユニオンや高利貸しに高額の債務がある者を頼り、底値で買わせる(特に書いてはないが、彼らがもう少しいい値段で何処かに中古品として売るのだろう)みたいな手口が記されている。

 表題のタクシー云々は別に電子レンジとテレビを間違えたとか仲間に締め出されて強盗が出来なかったみたいなマヌケエピソードではなく、車を持ってない場合でも引っ越しを装うことによりタクシーを盗品搬出に使えるという手口についての話である。

(とちゅう)