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いろいろ: キャメロンとかコロラドとか

生活保護の「オーバーホール」を望む英キャメロン首相

Cameron plans welfare overhaul

 ほぼタイトルが全てを語る感じだけど、それではあまりブログに書く意味がないので詳細をメモしておく。保守派へのアピールとして、25歳以下の若年者と3人以上子供がいる家庭への出費をカットしたいらしい。本日イングランド南部で行われたスピーチで明らかにされた。「福祉システムのオーバーホール」と称されるプランを、キャメロン首相は2015年に行われる次の選挙の向こう側を見据えた目標であるとし、また次のように述べた。

"We have, in some ways, created a welfare gap in this country - between those living long term in the welfare system and those outside it," Mr Cameron said.

"Those within it grow up with a series of expectations: you can have a home of your own, the state will support you whatever decisions you make, you will always be able to take out no matter what you put in."

 まあよくあるアレという感じ。ただ、これを首相が将来の政治方針として提示するのは若干特殊な事情を生む。記事中では選挙対策としての側面に触れられているが、本当にTories who are angryに訴えかけるには、即時実行を確約しないとまずい気もする。

コロラド大炎上

US fires force 11,000 from homes

 コロラドではWaldo Canyon fireと名付けられた山火事が土曜から猛威を振るい、Colorado Springsと近隣の地区で避難命令が発せられた。6200人ほどを動かしたManitou Springsの避難命令は風が収まったために取り消されたが、 Green Mountain Falls、Chipita Park、Cascadeといった他の地域では撤回されていない。現場のPikes Peakは夏になると多くの観光客を集める地域で、昨日の夜時点で建築物に被害は出ていないが、今後の風向き次第では人里まで届く恐れがあると見られている。

 風と高音が西部のあちこちで山火事を起こしている今、アメリカには昨日時点で20ほどのまだ鎮圧されていない火災があり、短い記事だけではもう何が何やらといった感じになっている。まずユタ州では1500人が避難している。同じコロラド州で2週間前に発生して33672ヘクタールを焼き、合衆国史上2番目に大規模な火災になったHigh Park blazeは248世帯に被害を与えてきたと見積もられる。これが地域の消防リソースを大幅に食い潰し、Waldo Canyon fireへの対処を一層難しくさせている。また、土曜のコロラド州ではさらに別の火災で21軒が焼かれた。雷が原因とみられ、山小屋で62歳の女性が亡くなったとあるが、多分これか冒頭のWaldo Canyon fireのことだろう。