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芋とか馬とか

TaytoがドイツのIntersnackに買収される

Beloved Irish crisps brand Tayto now officially owned by a German company - IrishCentral.com

 2006年にブランドを買ったLargo foodsの創業者Ray Coyleさんが持っていた最後の25%の株が売却された。チェアマンとディレクターとしての任期は2017年まで残っている。

 ちなみに今のCoyleさんのビジネスはTayto Parkらしい。

www.youtube.com

 クリスプのテーマパークとは…と思ったが動物園+遊園地のレジャーランドらしい。この動画には出てこないけど絶叫マシンもあるぞ。そこはかとなく全体的にアメリカンな感じなのが謎だが、世界一ミスタータイトーグッズが買えそうな場所ではあるようだ。

ハロウィン

 先日、月末までに済ませておきたい用事があって久々に街の中心部まで出かけたら、途中で初めて自発的にトリックオアトリーティングしてる子供の集団を見かけたのだった。自発的にというのは、保育所の先生らしき大人に連れられてぐずりながら日中歩いてる幼児の群れなら見たことがあったのを後で思い出したからなのだが、ともかくその時初めてその日がハロウィンだったことを思い出した。そして、その後土曜とはいえ日暮れ後だというのにひどく混雑した通りで、前日までに出かけておかなかったことを甚く後悔したのだった。

 結構成人ないしハイティーンの仮装についてはネガティブな評価が多く、ああーおたく叩きに憤る人たちも平気で他人の楽しみを叩くねぇー…みたいな感想を禁じえないが、それより気になるのはこれ。

ハロウィンの起源―子供の行事か? ケルトの祭りか?

nlab.itmedia.co.jp

 ハロウィンの成り立ちや原型に関する「本場では子供の行事」とか「アイルランド発祥のケルトの祭り」とかいうやつな(何気にアイルランド大使館のニュースリリースにもIreland-originなんて記述があったりするが)。色々おぼろげな記憶をサポートする資料を集めていたら、ほぼ大体言いたいことを言ってる記事が見つかったので参考資料とともに投げておく。

news.stanford.edu

Halloween descends to us from what the great folklorist Sir James George Frazer called the "fire festivals" of Europe, particular days when peasants kindled bonfires and danced around them. There were fires at Lent and fires at Easter; midwinter fires and need-fires. Above all, there were midsummer fires, on the day of the summer solstice, the longest day of the year. Throughout Europe villages built midsummer fires and leapt over them, with magical incantations about height of their crops and the health of their cattle.

Halloween was one of the two great fire festivals celebrated by the Celts. They were a little different. Those two festivals were held six months apart – May 1 and Nov. 1 – on the days between the equinoxes and the solstices.

 まず1つ分かるのは、ハロウィン(の原型の、上の記事には登場しないがsamhain。現代アイルランド語ではSamhainといったら11月のことなのでややこしい。スコティッシュ・ゲーリックなら後述の諸聖人の日の意味もあるのだが。そしてハロウィンはOíche Shamhnaoícheは直訳すると夜だが、eveの訳として当てられた語だと思われる)は年中行われていた同類の祭りの1つであること。そしてもう1つ、みんな大好き金枝篇でおなじみのフレイザーによれば、ハロウィンの本質は火祭りであるということ。

 そしてお次はこれ。

www.irishcentral.com

 アメリカ人向けの、「アイルランド発祥の祭り」としてのハロウィンFAQ的な物(おそらく毎年出てる)である。火祭りの側面としてのボンファイアとか、カボチャはそもそもターニップで、縁起物であるボンファイアの火を家に持ち帰る手段としての側面があったとか、仮装は動物が主なテーマであったとか、あとは料理と占いゲームの類など。あともう1つこういう記事もある。

www.irishcentral.com

 こっちはどちらかというとネオペイガン趣味寄り。多分このタイプも毎年出てる。

 そしてウィキペディア(英)でいくつか基本事項を整理してみよう。

Samhain - Wikipedia, the free encyclopedia

 歴史家の用語としては、samhainは主に19世紀頃までのゲール的なハロウィンの慣習を指す言葉として使われているようである。霊的存在のために飲食物が用意され、人々はmumming・guisingを行った。すなわち仮装して家々を回り、食物の対価として詩を暗唱するなどした。新石器時代の羨道墳、人質の山はsamhainの日の出に向きを合わせて作られている。多くの古代アイルランドの物語や神話における出来事はsamhainに起きる。フレイザーとジョン・リスの解釈によればケルトの新年である。

Halloween - Wikipedia, the free encyclopedia

Geography of Halloween - Wikipedia, the free encyclopedia

Trick-or-treating - Wikipedia, the free encyclopedia

(とちゅう)