SANEDOME jotdown

大体週休一日

John Shinnorsの絵、10ユーロで売れる

This famous Limerick artist sold his painting to a local kid for €10 just to be sound

スプラトリー諸島の判決は金で買われたものだと主張する白書

South China Sea: Hague judges may have been influenced by money, Chinese official says - ABC News (Australian Broadcasting Corporation)

 日本語圏で大々的に話題になってたら例によってやめようと思って検索したら、案の定産経がやたらはしゃいでるけど意外に言及がなかった。初めて見つけたのが朝日新聞とはこれいかに…

南シナ海判決、中国が批判に躍起「日本人裁判所長が…」:朝日新聞デジタル

 オーストラリア国内でもFONオペレーションをしようという働きかけがあるようなので、そうしたテンションを文脈として理解したうえで読む必要はあるものの、白書の内容自体は読めばわかると思うので割と謎い。単に検索プレビューに引っかからない部分にちっちゃく言及してあるだけという気もするけど、これに限らず一部のネット右翼感のある単語で産経のどうでもいいようなコラムとか、誰が見てるのか分からんような有象無象の2chまとめや陰謀論ブログが上位にガバガバ上がってきて意味分からんぞ…

おまけ: 座礁した船を利用した前哨に物資を届けに行く愛国市民団体(空輸があるので別に危機に瀕している訳ではない)

South China Sea: Out to sea for the Philippines - ABC News (Australian Broadcasting Corporation)

 みんなの大好きな中国漁船(これも愛国市民団体と言えるだろう)による妨害と、大嫌いな幼児を市民運動に巻き込む大人がいるんだ。あまり日本では話題にならない視点として、埋立てと浚渫のためのサンゴ礁の破壊への懸念についても触れられている(中国の巡視船が多分非武装のカヌーを追い払うのを断念せねばならないぐらい浅い個所が存在する)。

オーストラリア: 4月に移民収容施設で不審死を遂げたニュージーランド人男性に関する報告書、ほぼ黒塗り

Immigration Department refuses to release details of New Zealand man Robert Peihopa's death in detention - ABC News (Australian Broadcasting Corporation)

 次のレビューは11月だそうな。

WWFグレートバリアリーフと周辺のサメ網漁業権を10万ドルで買う

WWF Australia buys $100,000 shark net licence to stop it ending up in hands of fishers - ABC News (Australian Broadcasting Corporation)

オーストラリア: ジル・マール事件の加害者、昔のレイプ容疑について無罪になり刑期が3年縮む

Adrian Bayley wins appeal against rape conviction; has non-parole sentence cut by three years - ABC News (Australian Broadcasting Corporation)

 2012年にアイルランド出身の女性が行方不明になり、のちに道端に埋められているのが発見された事件で有罪になったエイドリアン・ベイリーは、このレイプ殺人の他に3件のレイプについて有罪になり、それぞれ刑期が加算されていた。しかし、2000年にセックスワーカーをレイプした1件目の罪については、被害者による同定がFacebookで見た新しめの写真1枚によるものであること、受刑者が殺人とレイプで告発されていることを被害者がすでに知っていて影響された可能性が無視できないことを理由にやや問題があるものとされた。これで刑期が3年減り、83歳の時に仮釈放が申請できるようになる。ヴィクトリアン・リーガル・エイドに公金による支援を2回も断られた結果、プロボノで弁護されたりしている。

オーストラリア: メルボルンの住民の天気に対する執着を表現したアート

Melbourne apartment tower uses lights to reflect the weather - ABC News (Australian Broadcasting Corporation)

 現在の天候と、1時間に5分だけ予報に対応して色と図柄が変わる。おそらくこの規模のものとしては世界初らしい。

(とちゅう)