交通事故を生き延びた新生児が亡くなる
承前。3日、交通事故で両親を失いながら生き延びた男児が4日朝(現地時間)に亡くなったとのこと。妊娠7か月で帝王切開により取り出された新生児は極度の未熟状態で、夫婦の近所の住民と友人らの証言によれば4ポンド(約1.8kg)しかなかったという。
また、警察はもう一方のBMWを制限速度の倍である60mph(約時速97km)で運転していたのはJulio Acevedoという男性であると公表し、行方を捜している。Acevedoさんにはmanslaughterによる10年の受刑歴とDUIによる逮捕歴があり、知られている最新の住所であるブルックリンの公営集合住宅では誰も応答しなかった。近所の人によれば同じ建物には母親も暮らしているはずだが、こちらも連絡がつかなかった。彼がどのようにBMWを入手したかも不明であり、こちらも目下捜査の対象である。車の登録されたオーナーであるTakia Walkerという女性は事故には巻き込まれなかったが、日曜にこの車が絡む保険金詐欺で逮捕された。匿名の捜査関係者によれば、彼女は合法的に(あるいは別人が彼女の法的書類を利用して)BMWを購入し、これをAcevedoさんに貸した人物に与えたと考えられている。ちなみに未認可タクシーの方はトヨタらしい。まだ承認されていない(ので本来は営業できない)とあるが、車種全体を指すのかこの車のみの話なのかはよく分からない。
こっちの記事では夫婦の名前はNachmanとRaizy Glauberというスペルになっている。また、Isaac Abrahamさんの肩書はスポークスマンになっている。
殺し屋を雇おうとした元コーク市議
裁判の細々したあれ(保釈とか、金銭支援とか)なので事件の詳細についてはあまり情報のない記事だけども、漏れ出てくる情報が結構濃い(情報量的な意味でなく)。
Ex-councillor on hitman charges
2004年から2008年までコーク市議を務め、work commitments
を理由に辞任したGary O'Flynn(37歳)は引退したFFのTD、Noel O'Flynnの息子、現職市議Kenの兄弟である。2012年10月1日から翌年の2月15日までの間に会計士Patrick Sweeney、Revenue職員George Ross、刑事Mary Skehanを他人に殺させようとした疑いで3日前(4日の記事なので、つまり現地3月1日に)逮捕された。監視カメラにおとり捜査員に対し金を渡す場面を撮影されたとある。
無料の司法援助について、本人は職についている(自営業だが)以外は家も妻のもの、共同口座も自分の分は空で海外に不動産もないとしているが、保釈に反対する意見として警部補から海外に不動産を持ってる(ので国外逃走の恐れがある)とあり、半分ほど読んでいきなりえっとなる。どういうことだ。
他にも、証人となるSkehan刑事の住所を調べて知っているようなので保釈は危険→接近禁止命令だせばいいじゃんみたいな愉快な会話もあり…無料の司法支援は口座の内容が分かるまでとりあえず貰えることになったが、こんな調子なので保釈は当然駄目ということになったようである。うーん。
パブロ・ネルーダの遺体、発掘へ
Pablo Neruda's body to be exhumed
Mario Carroza判事は4月前半にパブロ・ネルーダの遺体を墓から掘り起こすことになるだろうと述べた。サルバドール・アジェンデの政権が軍事クーデーターで崩壊してから2週間後、1973年9月23日に亡くなったネルーダは、長らく前立腺がんで命を落としたと考えられていた。しかし、最期の数カ月に彼の運転手だったManuel Arayaさんは、サンティアゴのSanta Maria病院にいる間に政府の工作員が胃に毒物を注入したと主張している。
日本語報道では2月のサンスポと一昨年の赤旗しかないみたい…と思ったら、夕方になって朝日の記事も出てきた。
ノーベル賞の詩人、死因調査で遺体掘り出しへ - 芸能社会 - SANSPO.COM(サンスポ)
朝日新聞デジタル:チリ、詩人ネルーダの死因究明へ 軍事政権が毒殺の疑い - 国際
記事中で名前が出てくる3つの家は大体こんな感じ。
ValparaisoにあるLa Sebastiana(船がモチーフ)
La Sebastiana (maison de Pablo Neruda) by Benjamin Dumas, CC BY-NC-SA 2.0
http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Ilsanegra.jpg
http://commons.wikimedia.org/wiki/File:La_Chascona_Santiago_de_Chile.jpg