SANEDOME jotdown

大体週休一日

いろいろ: 文化的貢献とかメイクアップとか義理の息子とか

今年の聖パトリックデーのパレードはニッキー・バーンがグランドマーシャル

Westlife singer to marshal parade

 そう、あのウエストライフの。しかし開幕バーティー・アハーンの義理の息子(妻が娘のGeorgina)という肩書はなんなんだろう。

 そんな素朴な疑問だけで済ますのも何なので、聖パトリックデーに関するニッキー・バーンのちょっといい話でも引用しておく。ここでのトリコロールというのは勿論アイルランドの国旗を指すのだろう。

My best memories of St Patrick’s Day were when I was a child and going to all the parades. In the past 13 or 14 years with Westlife I’ve only been home for one St Patrick’s Day. As a Northside lad it’s an honour to be grand marshal in the Dublin parade.

St Patrick’s Day as a kid for me was a time when you got new clothes, got your shamrock on, your Tricolour in your hand, and headed in to the parade. I’d sit up on my dad’s shoulders and watch the floats go by. My kids are really excited that I’m going to be grand marshal this year so they can’t wait.

 他にも、世界各地から参加者が集まるPeople’s Paradeの海外参加者が過去最多であるとか、I Love My Cityイベントの事前登録その他はSt. Patrick's Festival公式サイトを見てねなどと書いてある。そしてコメント欄がいつもの感じに…(「ディングル在住でよかったー!!」「『エンターテイメント産業への多大な貢献』!? はあ!? Karaoke Kidがか?」「ケイティ・テイラーでいいじゃん」など、あと肩書いじり)

死亡した患者の医療記録を「でっちあげ」た疑い

Doctor accused of 'making up' evidence

 2009年、ダブリンのD-Docクリニックを受診した男性が1時間後に死亡した事件に関し、当時男性を診察した医師に対しMedical Councilによるfitness-to-practise委員会の聴取が行われている。6日で2日目だった。

 1977年にハンガリーで資格を得たというSandor Endredi医師曰く、10月20日の深夜過ぎに男性の家族がクリニックに電話した際、トリアージナースが11分ほどの通話で男性の状況を家族から聴取したという。医師はナースから男性の病状についての情報を受け取って20分ほどかけて診察し、結果として上気道炎・肥満・頻拍・アルコール禁断症状という診断を下した。男性は病院を出た後に倒れ、搬送先のMater Hospitalで死亡を宣告された。男性の死亡を知った後、医師は電子化された版より詳しい男性の医療記録を手書きで作成した。それらの記録は11月に打ち込まれ、元の手書き文書は現在所在不明だという。

 死んだ男性は当時32歳で、一度倒れて心血管疾患の診断を受け治療されたことがあり、2002年にはMater Hospitalの心臓病ユニットで処置を受けていた。また、2008年までβブロッカーを処方されていた。死亡当時はベンゾジアゼピンを処方されており、また1晩15パイント(=約8.5l)レベルの飲酒習慣があったが、電話までの72時間はアルコール類を飲んでいなかった。医師は診察の際心臓に関する健康問題を抱えていないか男性に訪ねたものの、no particular historyという回答を得たと主張している。Patrick Leonard弁護士は、そもそもこの質問自体行われず、これを隠すために医療記録がでっち上げられたのではないかと示唆している。

 旧東側の資格を持ってる医師がアイルランドでfitness-to-practiseを問われてるニュースを見るのはこれで2度目(前回も記事を書いたような気がしたがなかった)なんだけど、問題が起きやすい構造的な何かがあるとかそんなんだろうか。医師不足でポーランドから飛行機で通勤する医者がいるみたいな話は聞いたし、病院の待ち時間が半端ないという話もよく聞くので、人手・設備不足なのは間違いないけども。

オサマ・ビン・ラディンのスポークスマンを務めていた義理の息子が捕まっていた

US captures Bin Laden's spokesman

 ヨルダンの治安当局は、先週両国間の犯罪人引渡し条約に基づいて合衆国にスレイマン・アブ・ガイス氏の身柄を引き渡したと認めた。既に日本語の記事が出ている。

ビンラディン義理の息子を米国内で訴追、身柄拘束の経緯に謎も 国際ニュース : AFPBB News

 まあAP記事なのでそんな独自っぽい情報はないんだけども、ピーター・キング氏がCIAとFBIに逮捕の功績を帰す一方、私共和党員だけどオバマ政権は偉いと思うというよく分からない発言をしている。この辺、AFPBBの方は不思議な感じに真逆のリアクションについて書いてるんだけども、オバマは09年の大統領就任にあたりテロ容疑者を全て合衆国内で法的に追及するという誓いを立てており、これはグアンタナモでぐだぐだに運営されているテロ容疑者収容施設を終わらせるという意味合いも持っているとある。あと、トルコ当局は拘束の後、別に国内じゃ何もしてないよねということで一旦解放したといういきさつがあちらのHürriyetという新聞で報じられているらしい。

 そして日付が今日になって続報がこれ。

Bin Laden son-in-law due in court

 これもPA記事であっさり短い。もうじきマンハッタンの連邦裁判所でアメリカ人を殺す陰謀を企てた罪についての抗弁をする予定である旨が書かれている。弁護士からのコメントはない。ここでようやくちょっとだけ、一部の共和党議員が合衆国内で裁くことに否定的であることに言及されている。

(とちゅ)